教育について
EDUCATIONAL POLICY
ハンブルグ日本人学校の
教育方針
日本の学習指導要領に基づいた教育を行いながら、
ドイツにある在外教育施設として、グローバル人材の育成を目指し、国際理解教育の学びにも力を入れています。
EDUCATION01
日本国内と同等の教育を実施
本校では、幼稚部、小・中学部ともに日本と同等の教育課程を編成し、小・中学部では文部科学大臣の検定に合格した教科書を用いて各教科の指導を行っています。
年間、どのタイミングでの転出入であっても、国内同様の授業・教材により学びをスムーズに継続することができます。
EDUCATION02
ドイツでの学びを生かして
ドイツにある教育施設という国際性を生かし、現地の生活や文化に触れる学びを大切にしています。
各学年で実施している英語教育(英会話)やドイツ語の学習を通して、語学力やコミュニケーション能力を育みます。さらに、現地校との交流や社会科見学、校外学習などの体験を通じて、日本とは異なる価値観や慣習に触れ、学びがより充実したものになります。
EDUCATION03
言語習得に向けて
本校では、全学年で英語とドイツ語の授業を行い、言語習得に向けて基礎力を育てます。授業はアクティブで、コミュニケーション力を高めることを目指しています。
ネイティブ教師による学年に応じた指導により多言語への関心を高め、段階的に生活に使える表現や発音を学ぶことで、実践的な力を養っています。ドイツ語では一部習熟度別の授業も行い、初めてでも楽しく学べる工夫をしています。
EDUCATION04
国際感覚を身に付ける
日本人としてのアイデンティティをもち、グローバルな社会の中でも自分らしさを発揮できる人材を育成したいと考えています。
そのためには、現地校との交流学習や校外学習を計画的に行い、教室の中で学ぶだけでは得られない体験を通して、多様な文化や価値観に触れることを大切にしています。
EDUCATION05
文部科学省 国際理解教育事業提携校として
本校研究主題を「異文化の中で国際感覚を磨く児童生徒の育成~人とのつながりを大切にした探究学習を通して~」と定め研究を重ねています。国際感覚を概念として捉え、育てたい児童生徒像として発達段階に応じた目標をたてました。
最終的な中学部の目標は「日本文化を踏まえて異文化と向き合い、人類共通の問題解決に参画する態度を身に付ける」としています。令和の日本型教育を目指し、自らが得た考えや知識を相手に伝えるアウトプットを大切にして学びを深めています。
ONE SCHOOL FOR ALL
幼・小・中学部がつながる
学校生活
ハンブルグ日本人学校では、幼稚部・小学部・中学部が同じ建物内で過ごしています。
そのため子供たちの異学年同士の交流を活発に行うことができます。全学部の学校行事は、運動会や学習の成果を発表するモインフェスティバル、ドイツの伝統行事の一つであるファッシング(謝肉祭)があります。運動会では、幼稚部を中学部や小学部高学年が手を引いて入場する微笑ましい姿が見られ、学年に応じた表現を披露します。
学校行事のみならず、学習でも連携することがあります。委員会の児童生徒が幼児に読み聞かせを行ったり、小学部が幼稚部に学校案内を実施したりしています。クリスマスには幼稚部が作成した靴下の工作を全学年に届けてくれることもありました。
幼稚部・小学部・中学部のみんなで楽しく学校生活を送ることができます。
SCHOOL LIFE
学習と学校生活
幼稚部
幼稚部は、年長児のきぼう組と年中少児のゆめ組という、ふたつのクラスで活動しています。
日本の幼稚園教育要領をふまえながら、合同でたてわり保育を行うことが多いのですが、状況に応じて学年別の活動も行います。
また、同じ校舎で学ぶ小中学生との交流の機会もあります。
日本でお馴染みの七夕、夏祭り、餅つき、豆まきやドイツならではのイースター、ランタン行列、仮装を楽しむファッシング(謝肉祭)等の行事を通して、両方の国の文化理解を図っています。
パン工場見学、市場での買い物等により地域社会との交流に努めています。また朝の会でのドイツ語の挨拶や、英国人講師による「英語体験」で、外国語に親しむ機会を設けています。
広大な敷地に果物が実り小動物が駆け回るという自然豊かな環境で、子供たちはのびのびと成長しています。
小学部
小学部は、各学年1クラスずつ、6つのクラスがあります。
日本の学習指導要領に沿って日々の学習に取り組んでいるだけでなく、ドイツ語の授業や英会話の授業も実施しています。
また、異学年交流であるたてわり活動は、子供たちの社会性や協調性を育む大きな役割を果たしています。幼稚部や中学部との交流もあり、運動会やモインフェスティバルなどの学校行事などは学校全体で行っています。どの活動も子供たちが中心となって進めています。
4年生以上が参加するクラブ活動では、和太鼓の演奏にも取り組んでいます。春から夏に行われる地域イベントで毎年太鼓演奏の機会があり、ドイツの地で子供たちが日本文化を発信しています。
自然豊かな校庭は、休み時間には子供たちが元気に体を動かす姿がよく見られます。日本から離れたドイツの地で、子供たちはたくましく成長しています。
中学部
中学部合同で授業をしているのは、音楽・保健体育・美術・技術家庭・総合的な学習の時間で、特別なカリキュラムによる実施となります。
ドイツにいるからできることとして、ハンブルク大学生やキール・ハンブルクの現地校の生徒と毎年交流を重ねています。
和太鼓の演奏は、和太鼓奏者の木村善幸さんにご指導いただき、地域イベントで披露し日本文化の継承をしています。
また、キャリア教育として、オリンパスの企業訪問やハンブルクでの職場体験、ドイツで働いている方の進路講演会等を実施しています。
世界で活躍する方々から、様々なことを学んでいます。
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