ハンブルグ日本人学校

学校長挨拶

MESSAGE

Hallo zusammen. 皆さん、こんにちは。

ハンブルグ日本人学校長の宮田 聡(Miyata Satoshi)です。本校ホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

ハンブルグ日本人学校は、日本の学習指導要領に則り日本における小中学校と同等の教育を行っている文部科学省に認可された在外教育施設です。

本校は1981年に創立され今年で45年目になる歴史と伝統ある学校です。教職員も文部科学省から派遣された教員と現地採用の教職員の21人で運営され、未来に生きる日本人としての教養を身に付け、世界で活躍できる国際人となる人材育成を目指しています。

ハンブルグでお餅つきする生徒

「生きる力」と国際感覚を身に付けた児童生徒の育成 を学校教育目標とし、日本の教育を基盤にドイツや他の国々の学びを取り入れ、共有化や比較をしながら国際理解教育を進めてまいります。
さらに、全学年で発達段階に応じて英会話やドイツ語学習を行い、高学年以上では一部7時間のカリキュラムで授業を実施しています。

今年度は、小規模校の特長を生かし、児童生徒主体の授業を個に応じた指導で実施するよう全国から集まった教員で幼児・児童・生徒の育成をサポートして、子どもたちが「喜んで登校 満足して下校」できる魅力あふれる学校を目指します。子どもが明るく笑顔で学び、教職員が高い意識をもって、共働「チーム・ハンブルク」で未来を切り拓く学校づくりに努めます。

日本人学校の桜

文部科学省から事業提携校として4年目を迎えました。研究主題として「異文化の中で国際感覚を磨く児童生徒の育成 ~人とのつながりを大切にした探究学習を通して~」と定め、国際理解教育の単元開発に努めてまいりました。昨年度より、身に付けた力をどのように発揮できるか発表の場を意識した指導を研修しています。

例えば、小学3年生が近くの湖でガイドツアーができるように地元の方と関わり合いながら自然を学びました。4年生では日本の魅力発信として緑茶のすばらしさをハンブルク市内の博物館でドイツの方々を対象に発表しました。5年生はプファンドというドイツのリサイクルシステムを日本の学術誌に原稿発表をしました。昨年度は多くの『学び』をどの学年でも人とのつながりの中で学ぶことができました。

課外活動を楽しむ生徒

今年度は、令和の日本型教育を意識し、『学びのアウトプット』を重視したグローバル人材の育成という大きな目標を据えて指導していきます。学校目標にある国際感覚を「日本文化を踏まえ異文化と向き合い、人類共通の問題解決に参画する態度を身に付ける」という中学部卒業時の目標として設定し、小規模校ならではの現地理解教育プログラム「ハンブルグモデル」を作成することで目標実現に向けて努力していきます。

今後とも保護者の皆様方や日本人会、在ハンブルク日本国総領事館、理事会等関係諸機関の皆様方のより一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

※地名は一般的なカタカナ表記で「ハンブルク」ですが、学校名は「ハンブルグ日本人学校」となります。

令和7年4月  
ハンブルグ日本人学校長 宮田 聡

子供たちのイラスト
ハンブルグでお餅つきする生徒 校舎と桜 課外授業の子供たち

校長プロフィール

出身地
茨城県
校長略歴
1998年4月~2001年3月 小中学校の教諭を経て「アメリカ・双葉会シカゴ日本語学校」教諭
2023年4月〜 小中学校教頭・校長を経て2023年ハンブルグ日本人学校長就任
メッセージ

今年度赴任3年目となりました校長の宮田聡です。茨城県水戸市在中で在外教育施設は2校目です。

子供たちが夢を持ち、その実現のために精一杯努力できるよう指導していきます。
座右の銘は「知好楽」です。

学校は楽しいところでなくてはなりません。
子供たちの笑顔のために頑張ります。よろしくお願いいたします。

和太鼓の発表の様子
式典と来場者の様子